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タイトル: <論説>友愛会の発展過程 : 第一次大戦下における内的転換と成長 (特集 : 文化交流)
その他のタイトル: <Articles>The growth and reconstruction of the Yuaikai (友愛会) (Studies on the Cultural Intercourse)
著者: 松尾, 尊兊  KAKEN_name
著者名の別形: Matsuo, Takayoshi
発行日: 1-Nov-1957
出版者: 史学研究会 (京都大学文学部内)
誌名: 史林
巻: 40
号: 6
開始ページ: 574
終了ページ: 601
抄録: 友愛会は日本労働総同盟の前身である。それは幸徳事件以後のきびしい取締の中で、日本最初、かつ最大の全国的労働団体として発展した。しかしこれに関する研究は全くなされていない。その理由の一半は、この団体が労資協調主義を指導理念としている、労働組合とよぶに値しない微温的なものであるという一般の先入見から来ている。私はこの先入見を打破し、友愛会の歴史的意義を明確にする手がかりとして、一九一六年初より一八年夏米騒動にいたる問における友愛会が、当初の共済・修養団体的色彩を払拭し労働組合への道を歩んでいく過程を明らかにした。この段階に於てその指導精神は労働組合主義に転化し、かつ組織に於ても労働組合としての形式を着々とととのえた。そのにない手となったのは自主的な階級的団結の必要にめざめた先進的労働者と、彼らに協力した新しい知識人であった。こういう内面的変革の展開の上にこそ労働総同盟の成立が位置づけられねばならぬのである。
The Yuaikai, (友愛会) whih had become afterwards the Japanese Federation of Labor, is the immediate ancestor of the labor movement of the present Japan. Nevertheless, its historical study has not been done yet. The purpose of this article is to offer the first research of its history, especially in the period between the begining of 1916 and the rice riots of 1918. During this period, the Yuaikai deprived itself of the original character as organization for the workers' mutualaid and cultivation, and grew up into a veritable trade union. I have endeavared to throw light upon this development by tracing the qualitative, even if gradual, change in its guiding ideologies, its organization, its leaders and its masses.
DOI: 10.14989/shirin_40_574
URI: http://hdl.handle.net/2433/249325
出現コレクション:40巻6号

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