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タイトル: <研究ノート>アメリカ史学に見える保守主義の大勢 : ジョン・ハイアムの論文より
その他のタイトル: <Notes>Main Current of Conservativism in the American Historiography
著者: 今津, 晃  KAKEN_name
著者名の別形: Imazu, Akira
発行日: 1-May-1961
出版者: 史学研究会 (京都大学文学部内)
誌名: 史林
巻: 44
号: 3
開始ページ: 445
終了ページ: 463
抄録: アメリカ史学が社会史ないし思想史の形式において、一種の革新的風潮に棹したある時期があつた。大雑把にいつてそれは、ニュー・ディールをはさんで大戦から大戦の期間であり、ターナー、ビアードおよびパリントンを三つの高い嶺とした。ところが第二次大戦後に、この風潮はまつたく影をひそめた。一つには、いわゆる革新的歴史家の安易な両極的把握を是正しようとする、内的な要請からでたものであろう。しかしより基本的には、アメリカ資本主義社会の構造それ自体、さらには共産圏世界との国際的対立といつたような諸要因がからんでいるのではあるまいか。本稿は、中堅学者として第一線級にあるミシガン州大学教撰ジョン・ハイアムの論文を通じて、アメリカ史学の保守的大勢図を描こうとするものである。
In the American historiography was there a period when it had a kind of innovative current in the formation of social history or history of ideas. Generally speaking, the period the War to the War with New Deal in the middle, having three prominent historians, Turner, Beard, and Parrington, After the Secon World War, however, this current completely disappeared, because of the inner requirement to adjust an easy polar grasp by so-called progressive historians, but in a more substantial sense, because of the American capitalistic structure itself, or its international opposition to the communist world. This article tries to draw an outline of conservative current in the American historiography, through the monograph of John Hyam, a middle standing professor of Michigan State University.
DOI: 10.14989/shirin_44_445
URI: http://hdl.handle.net/2433/249572
出現コレクション:44巻3号

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