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タイトル: <論説>我国近世末期における都市成立の基盤について
その他のタイトル: <Articles>Foundations of Urban Development in the Later Edo Period
著者: 武藤, 直  KAKEN_name
著者名の別形: Muto, Tadashi
発行日: 1-May-1965
出版者: 史学研究会 (京都大学文学部内)
誌名: 史林
巻: 48
号: 3
開始ページ: 374
終了ページ: 410
抄録: 都市をとりまく諸地域と都市のむすびつきの変化は、都市の発達と深い関係をもっている。地域中心としての都市の機能は、其様な変化によって影響される所が大きい。ここでは、近代以後の都市発達期をひかえた近世末における都市の成立塞盤として、此様な地域と都市の関係を中心に検討した。 種々の次元の市場における商品流通は、都市を廻る此様な地域を規定する役割をもっている。我国近世末期には、全国市場・領国市場・在郷町市場が、重層的な市場を構成しており、各々の市揚に於る役割が、都市成立基盤の重要な部分をしめていた。市場における商晶流通は、直接生産者における生産力の上に成立する。従って、封建社会の主要な生産的基礎である農業生産力は、商品流通を通して都市成立の背景をなす。しかし、根底にある生産力と、都市との関係を考える場合、媒介として、個々の都市の背域のあり方を充分検討しなければならない。封権社会における市場構造は、当時の都市の基礎である地域を規制する重要な力であった。
A change in combination of cities with various demensions of region around them stands in close relation with the development of cities. The function of cities as a regional center depends largely on such a change. In this article, we specialize the relation between such a region and cities, as the foundations of cities in the Later Edo Period, in succession to the developing period of cities at the present times. The market structure in the feudal society was an important power, regulating the region as a basis of the then cities.
DOI: 10.14989/shirin_48_374
URI: http://hdl.handle.net/2433/249815
出現コレクション:48巻3号

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