ダウンロード数: 91

このアイテムのファイル:
ファイル 記述 サイズフォーマット 
2145-09.pdf3.05 MBAdobe PDF見る/開く
タイトル: 共形ケーラーアインシュタイン・マックスウェル計量およびその一般化について (部分多様体論の諸相と他分野との融合)
著者: 小野, 肇  KAKEN_name
著者名の別形: Ono, Hajime
発行日: Jan-2020
出版者: 京都大学数理解析研究所
誌名: 数理解析研究所講究録
巻: 2145
開始ページ: 69
終了ページ: 77
抄録: (M, J)をケーラー計量を許容する複素多様体とする. ApostolovとMaschlerは[2]において, 次の3つの条件を満たすM上のエルミート計量gのことを共形ケーラー, アインシュタイン・マックスウェル計量(cKEM計量)と呼び, その存在問題を, Donaldson—藤木型のモデル(無限次元のモーメント写像)により表現し, 存在のための障害として二木型の積分不変量(cKEM-二木不変量)を定義した. 1. M上の正値C∞級関数fが存在して, g=f2gはM上のケーラー計量となる. 2. gのスカラー曲率Sgは定数である. 3. M上のベクトル場Jgradgfは, g, gのどちらに関してもキリングベクトル場である. 本稿ではまず, 幾何学的不変式論(GIT)におけるKempf-Nessの定理とその周辺について, 必要と思われる部分を復習する. 続いて, その無限次元版の1つであるDonaldson-藤木型のモデルを再考し, それをもとに, cKEM計量の概念や, 二木型不変量, 松島・リヒネロビッツ型の定理などを一般化する([9]). 次に, 一般化されたcKEM計量に対する「volume extremization」について解説する. 最後に, 最近Apostolov-Calderbankにより指摘された, 一般化されたcKEM計量とextremal佐々木計量の関係([1])について紹介する.
URI: http://hdl.handle.net/2433/255002
出現コレクション:2145 部分多様体論の諸相と他分野との融合

アイテムの詳細レコードを表示する

Export to RefWorks


出力フォーマット 


このリポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。