このアイテムのアクセス数: 79
このアイテムのファイル:
ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
---|---|---|---|---|
2166-13.pdf | 1.67 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 多様な免疫背景を持つヒト集団におけるHIV-1適応進化動態 (第16回 生物数学の理論とその応用 -生命現象の定量的理解に向けて-) |
著者: | 高田, 徹 ![]() 佐藤, 佳 ![]() 岩見, 真吾 ![]() |
著者名の別形: | Takada, Toru Sato, Kei Iwami, Shingo |
発行日: | Jul-2020 |
出版者: | 京都大学数理解析研究所 |
誌名: | 数理解析研究所講究録 |
巻: | 2166 |
開始ページ: | 59 |
終了ページ: | 62 |
抄録: | 世界中で流行しているHIV-1には多くのサブタイプが存在しており, 流行の半数を占めるサブタイプC(HIV-1C)は主にアフリカを中心に世界中で流行している. そのHIV-1Cのほとんどは, ウイルスが出芽の際に用いるYPモチーフ(ウイルスGagタンパク質のC末端に存在)を欠損していることが明らかとなった. HIV-lCの多くがYPモチーフを欠損している理由の一つとしては, アフリカ人特有のHLAからの免疫逃避による適応の結果, YPモチーフ欠損株がヒト集団内に侵入, 定着したということが考えられる. そこで, YPモチーフ特異的なHLAを持つヒトがどのくらい集団内に存在するとYPモチーフ欠損株が侵入, 定着できるのかを確認するために, ヒト集団を免疫背景によって区別する疫学モデルを開発し, 確率シミュレーションを行った. その結果, YPモチーフが集団内に侵人, 定着するために必要となるYPモチーフ特異的なHLAを持つヒトの集団内での頻度が明らかとなった. |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/261497 |
出現コレクション: | 2166 第16回 生物数学の理論とその応用 -生命現象の定量的理解に向けて- |

このリポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。