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ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
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2166-15.pdf | 2.61 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 腸内細菌叢の数理解析による炎症性腸疾患の層別化 (第16回 生物数学の理論とその応用 -生命現象の定量的理解に向けて-) |
著者: | 太田, 圭祐 ![]() |
著者名の別形: | Ota, Keisuke H |
発行日: | Jul-2020 |
出版者: | 京都大学数理解析研究所 |
誌名: | 数理解析研究所講究録 |
巻: | 2166 |
開始ページ: | 68 |
終了ページ: | 71 |
抄録: | 炎症性腸疾患(InflammatoryBowel Disease: IBD) は, 慢性の腸炎などを引き起こす原囚不明の疾患で, 免疫の異常が関与していると考えられている. 症状には個人差があり, 各患者は体質や生活習慣に合わせて治療を選択している. 現行の治療では, 免疫細胞や炎症性分子を直接制御することが多い. 近年, IBDの免疫異常において腸内細菌叢の関与が示唆されており, 菌叢の改善を介した免疫の制御が導入され始めている. しかし, 宿主の免疫系を直接制御する治療と比べ, 補助的に導人される場合が多く, 未だ確立していない点も多い. 従って, 免疫系を直接制御する現行の治療が有効でない患者に対して, 菌叢の制御が有効である可能性がある. 菌叢は, 食文化や生活環境などの様々な因子に作用されるといわれている. 本研究では, 菌叢に作用する影響の大きさで臨床データの項目を順位付けし, 菌叢が乱れやすい条件を推定する予定である. これにより患者の腸内細菌叢が有するリスクが明らかになれば, 治療の選択に貢献できると考えている. |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/261499 |
出現コレクション: | 2166 第16回 生物数学の理論とその応用 -生命現象の定量的理解に向けて- |

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