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タイトル: 代官野村氏の江戸近郊支配 --武蔵国豊島郡角筈村渡辺家文書を中心として--
その他のタイトル: Governance of the Edo suburbs by the Daikan Nomura family: From the archives of the Watanabe family, Tsunohazu Village, Toshima County, Musashi Province
著者: 夏目, 宗幸  KAKEN_name
安岡, 達仁  KAKEN_name
著者名の別形: NATSUME, Muneyuki
キーワード: 幕府直轄領
鷹場
武蔵野
Shogun's demesne
Falconry field
Musashino
発行日: 28-Mar-2021
出版者: 京都大学大学院人間・環境学研究科「地域と環境」研究会
誌名: 地域と環境
巻: 16
開始ページ: 61
終了ページ: 72
抄録: 本稿は, 江戸近郊の幕府直轄領における代官野村氏の支配の実態を武蔵国豊島郡角筈村渡辺家文書に残された証文史料から検討を行った。野村氏の手代は, 小検見, 武家地の管理, 上水道や主要街道の普請に際して, 通行・滞在費の支払いを年貢米との相殺方式をとっており, 遠江国の幕府直轄領と同様の手法が用いられたことが明らかになった。また, 慶安年間における代官野村氏の江戸近郊における支配領域の復原により, 武蔵野台地を中心とした江戸近郊の広大な地域において支配を確立していたことが示された。鷹狩・鷹場管理の職能を持つ野村氏は, その職能を生かし陸上交通網や村落を掌握する役割を担っていたと考えられる。しかし, その支配の実態には, 代官支配地における江戸市街地の拡大や, 新田開発や検地などの大規模事業があり, 幕府中枢との連携が常に必要な状況にあった。そのため, 支配地域における野村氏自身の独占的な権力基盤の強化は抑制される構造にあったといえる。
DOI: 10.14989/265449
URI: http://hdl.handle.net/2433/265449
出現コレクション:No.16

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