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dc.contributor.author林, 穎汶ja
dc.contributor.transcriptionラム, ウィンマンja-Kana
dc.date.accessioned2022-08-25T05:50:16Z-
dc.date.available2022-08-25T05:50:16Z-
dc.date.issued2021-08-17-
dc.identifier.urihttp://hdl.handle.net/2433/275977-
dc.description.abstract本稿では、2010年代の香港映画における恐怖とノスタルジアに関する映画的表象に着目し、1980年代の香港キョンシー映画へのオマージュが多く見られる『キョンシー』(ジュノ・マック監督、2013年)を分析する。特に返還後の香港において、本作を含む2010年代の香港映画は、アイデンティティ危機と向き合う一種の媒介としてどのように機能しているのかを明らかにする。第1節では、香港キョンシー映画の特徴、位置付けと主体性の危機を考察する。第2節では、香港映画におけるノスタルジアを検討する。第3節では、『キョンシー』における不気味なもの、恐怖の表象とノスタルジアがいかに再構築されているかを分析する。これらの分析を踏まえ、本稿は主に以下の2点を主張する。まず『キョンシー』での表象は、単純に過去を懐古するだけではなく、香港の歴史を再訪あるいは再構築することにより、自らの観点を生成し、歴史、政治、社会にわたる混沌たる返還後の香港文化のあり方を模索する方法である。そして、中国・香港の権力移行に伴う中心・周縁の構造的変化の中で、『キョンシー』は2010年代の数少ない香港ホラー映画の一つとして、不気味なもの、恐怖、ノスタルジアなど独自の表象を呈示し、香港映画の主体性を再確立する作品として考えられる。ja
dc.language.isojpn-
dc.publisher京都大学大学院人間・環境学研究科 映画メディア合同研究室ja
dc.subject.ndc778-
dc.title<論文>終焉と蘇生 --『キョンシー』における表象の再構築ja
dc.typedepartmental bulletin paper-
dc.type.niitypeDepartmental Bulletin Paper-
dc.identifier.jtitle左岸 : 京都大学映画メディア研究ja
dc.identifier.volume1-
dc.identifier.spage41-
dc.identifier.epage62-
dc.textversionpublisher-
dc.sortkey05-
dc.address京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程ja
dc.relation.urlhttps://kucms.org/bulletin-
dc.identifier.selfDOI10.14989/kjcms_1_41-
dcterms.accessRightsopen access-
dc.relation.isDerivedFromhttps://kucms.org/bulletin-
dc.identifier.eissn2436-6013-
dc.identifier.jtitle-alternativeKyoto Journal of Cinema and Media Studiesen
出現コレクション:第1号

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