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タイトル: <論文>エンセーテ農業と種子農業の共存する地域の食事文化 --エチオピア南西部ガモ高地の主要作物の加工調理と食事行動に着目して-- (I アフリカ食文化の歴史と多様性)
その他のタイトル: Food Ways in Enset and Seed Complex Farming Communities: A Focus on Processing and Cooking of Staple Crops and Dietary Customs in the Gamo Highlands, Southwestern Ethiopia
著者: 下山, 花  KAKEN_name
著者名の別形: SHIMOYAMA, Hana
キーワード: 食事文化
オオムギ
コムギ
エンセーテ
加工調理
発行日: 25-Jan-2022
出版者: 農耕文化研究振興会
誌名: 農耕の技術と文化
巻: 30
開始ページ: 37
終了ページ: 63
抄録: エチオピア南西部に位置するガモ高地では、古くからエンセーテ(Ensete ventricosum)とオオムギ(Hordeum vulgare)、コムギ(Triticum spp.)が栽培され、作物の特徴に対応した加工調理技術が発達してきた。本稿の目的は、材料選びの段階から、調理法、食習慣などの実践を含め、地域で食されている料理を詳細に検討し、根栽作物と種子作物をつかった多様な料理が生み出されてきた軌跡とその条件を考察し、ガモ高地における食事文化の特質を明らかにすることである。根栽作物や種子作物など材料を基準にして分類すると、17の調理方法があった。オオムギとコムギの調理方法の中には、穀粒をつぶさずに利用する粒食と、粉にしてから利用する粉食、エンセーテの調理方法の影響を受けてきたと考えられる蒸料理もあった。種子作物を粒のまま利用する調理方法と、根栽作物に由来する調理方法を種子作物に適用し、種子作物と根栽作物に共通した料理方法が存在することは、ガモ高地の食事文化の特質といえるだろう。
記述: 〈特集〉アフリカ食文化研究の新展開
著作権等: 許諾条件により本文は2023-01-25に公開
DOI: 10.14989/nobunken_30_037
URI: http://hdl.handle.net/2433/278676
関連リンク: https://www.nobunken.org/30-2021-1
出現コレクション:第30号

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