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ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
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nobunken_30_065.pdf | 4.54 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | <論文>エチオピアの農耕民マロのパンをめぐる民族誌 --在来のパンについて-- (I アフリカ食文化の歴史と多様性) |
その他のタイトル: | The Ethnography of Bread among the Malo Farmers in Ethiopia: With Regard to Indigenous Breads |
著者: | 藤本, 武 ![]() |
著者名の別形: | FUJIMOTO, Takeshi |
キーワード: | フラットブレッド サワーブレッド 焙烙 乳酸発酵 エチオピア |
発行日: | 25-Jan-2022 |
出版者: | 農耕文化研究振興会 |
誌名: | 農耕の技術と文化 |
巻: | 30 |
開始ページ: | 65 |
終了ページ: | 87 |
抄録: | エチオピア西南部の農耕民マロ(Malo)の人びとのパンについて検討を行った。西洋的なパンが近年普及しつつあるが、それと別に複数のものが存在する。丸く平たい円盤型の土器(焙烙)で焼くもの(フラットブレッド、サワーブレッド)と壺型の土器で蒸すもの(蒸しパン)に大きく分けられる。さまざまな原料を用いて簡便に調理される無発酵パンのフラットブレッドが日常食として重要な一方、手間と時間をかけ、独特な技術を用いて祝日などに焼かれる発酵パンのサワーブレッドは強い酸味が特徴である。フラットブレッドが日常食でサワーブレッドが日常的でなかったのは自給自足的な社会・経済が関係すると見られるが、乳酸発酵の酸味を伴う食品を人びとが強く好むことは従来の研究では看過されてきた。また蒸しパンはイモ類を蒸す際に一緒に作られることが一般的であること、どのパンもエンセーテの葉に包んで調理されることは根栽農耕との結びつきを示唆する。 |
記述: | 〈特集〉アフリカ食文化研究の新展開 |
著作権等: | 許諾条件により本文は2023-01-25に公開 |
DOI: | 10.14989/nobunken_30_065 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/278677 |
関連リンク: | https://www.nobunken.org/30-2021-1 |
出現コレクション: | 第30号 |

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