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nobunken_31_015.pdf | 8.54 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | <研究ノート>シコクビエ栽培の民族誌的研究 --エチオピア北西部アムハラ州西ゴッジャム県の事例-- |
その他のタイトル: | An Ethnography of Finger Millet Cultivation: A Case of West Gojjam Zone, Amhara Region, Northwestern Ethiopia |
著者: | 上村, 知春 ![]() |
著者名の別形: | KAMIMURA, Chiharu |
キーワード: | アムハラ 食文化 エチオピア料理 インジェラ テフ |
発行日: | 25-Jul-2022 |
出版者: | 農耕文化研究振興会 |
誌名: | 農耕の技術と文化 |
巻: | 31 |
開始ページ: | 15 |
終了ページ: | 42 |
抄録: | エチオピア北部に居住するアムハラ人の主食は一般に、エチオピア原産のイネ科穀類テフ(t'ef – Eragrostis tef)をもとにつくる、乳酸発酵した薄焼きパン(インジェラ)であると説明される。しかし、エチオピア北西部西ゴッジャム県の農民の多くは、テフではなくシコクビエ(dagusa – Eleusine coracana)を栽培し、それからつくるインジェラを日々食べている。本稿の目的は、アフリカ地域研究で等閑視されてきた、アムハラ人によるシコクビエの栽培過程を、民族誌的に明らかにすることである。かれらは牛耕により畑を耕し、脱穀をする。農作業のおもな担い手は男性であるが、それは女性や子どもとの協働によって実現されていた。おおよそ8カ月間の作業過程を経て収穫物を前にしたとき、人びとは酒やインジェラを共食し、生活の糧を手にしたよろこびと感謝の意を表した。かれらは環境の変化に対応しながら栽培植物の種類を選択し、人間関係・社会関係を包み込む食生活を維持してきたのである。 |
著作権等: | 許諾条件により本文は2023-07-25に公開 |
DOI: | 10.14989/nobunken_31_015 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/278685 |
関連リンク: | https://www.nobunken.org/31-2022-1 |
出現コレクション: | 第31号 |
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