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タイトル: COVID-19ワクチン配分米国アカデミー報告書 第3章 COVID-19ワクチンの公平な配分フレームワーク
著者: 福家, 佑亮  KAKEN_name
発行日: 27-Jan-2021
出版者: パンデミックのELSIアーカイブ化による感染症にレジリエントな社会構築
開始ページ: 1
終了ページ: 20
抄録: 本章で、ワクチン配分フレームワークの目標、リスクに基づいた配分基準、結果として生じる配分フェーズについて説明を行う。本章は、リストアップされている人口集団が各フェーズの中に含められる根拠を含めた、各フェーズの詳細な説明と議論で締めくくられている。COVID-19ワクチン配分に関する決定は、ワクチンの安全性や有効性を含めた、様々な不確実性下で行われなければならない。不確実性下では、ワクチンが入手可能になった時点でのパンデミックの状況などを含めた、さまざまな状況に適応可能なフレームワークを設計することが求められる。そして、様々な状況に適応可能なフレームワークを設計するということは、生じる可能性のある様々なシナリオの中で、ワクチン配分フレームワークがどのように倫理的かつ効果的に機能するのかを検討しなければならないことを意味する。第4章では、いくつかのシナリオと、そのようなシナリオがワクチン配分フレームワークに対して持つ含意について述べている。米国人口の3分の1以上が、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対する米国食品医薬品局(U.S. Food and Drug Administration: FDA)承認の無料ワクチンを拒否する可能性がある。公衆衛生のための大規模なワクチン接種計画は、公衆の間に不信感が広がれば失敗に終わるだろう。しかし、単純明快で一貫している原理に基づくことで、ワクチンの配分フレームワークは、国民の信頼を勝ち得ることが可能である。
DOI: 10.14989/284995
URI: http://hdl.handle.net/2433/284995
関連リンク: https://www.pandemic-philosophy.com/post/covid-19%E3%81%AE%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3%E9%85%8D%E5%88%86%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81%E3%82%92%E5%85%AC%E9%96%8B%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99
https://doi.org/10.17226/25917
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