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タイトル: <論文>「キモ男」の課される/求めるホモソーシャリティ --画面外の声, 人格テスト, 従属的男性性の承認--
その他のタイトル: <Originals>Homosociality imposed on and sought by adult video actors specializing in bukkake: Off-screen voice, Test of patience, Acknowledge the value of subordinate masculinity
著者: 小田, 視希  KAKEN_name
著者名の別形: ODA, Mitsuki
発行日: 20-Dec-2023
出版者: 京都大学大学院人間・環境学研究科
誌名: 人間・環境学
巻: 32
開始ページ: 1
終了ページ: 15
抄録: 本論は,アダルトビデオにおける「キモ男」の表象を分析した.キモ男は従属的男性として描かれており,覇権的男性性を体現する監督との間にホモソーシャルな関係を結んでいる.このホモソーシャリティを描くことで,監督は社会やメディアの変化に応じつつ男性性の権威を防衛している.一方,キモ男は抑圧に反抗せず,従属する役割を引き受けられるか人格をテストされている.同時に,キモ男は従属的男性としての役割を積極的に引き受けることで,自らの役割の価値を承認されたがっているものとして描かれる.こうしたホモソーシャリティの描写によって,アダルトビデオは覇権的男性性の権威を,さまざまな男性性を巻き込みながら防衛している.同時に,キモ男は従属的男性としての役割を積極的に引き受けることで,自らの役割の価値を承認されたがっているものとして描かれる.こうしたホモソーシャリティの描写によって,アダルトビデオは覇権的男性性の権威を,さまざまな男性性を巻き込みながら防衛している.# ja
This paper focuses on the adult video actors specializing in bukkake (also called as “creepy men”). They are portrayed as subordinate men, forming a homosocial relationship with the director who embodies hegemonic masculinity. By depicting this homosociality, the director defends the authority of hegemonic masculinity while responding to social and media changes. On the other hand, they are tested to see if they can assume the role of the subordinate men without being angry. In addition, they are portrayed as eager for recognition of their own worth by assuming the role of the subordinate men. Through these depictions of homosociality, these adult videos defend the authority of hegemonic masculinity by involving a variety of masculinities.
著作権等: ©2023 京都大学大学院人間・環境学研究科
URI: http://hdl.handle.net/2433/287642
出現コレクション:第32巻

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