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ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
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2259-04.pdf | 3.95 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | Elliptic analogue of irregular prime numbers for the 𝘱ⁿ-division fields of the curves 𝓎²=𝓍³-(𝘴⁴+𝘵²)𝓍 (Analytic Number Theory and Related Topics) |
著者: | 松村, 英樹 ![]() |
著者名の別形: | Matsumura, Hideki |
発行日: | Jul-2023 |
出版者: | 京都大学数理解析研究所 |
誌名: | 数理解析研究所講究録 |
巻: | 2259 |
開始ページ: | 20 |
終了ページ: | 26 |
抄録: | 素数𝘱が非正則素数であるとは, 𝘱円分体ℚ(ζ𝘱)=ℚ(𝔾𝓂[𝘱])の類数が𝘱で割り切れることである.本研究では,非正則素数の楕円曲線の等分体に対する類似を考える.より正確には,有理数体上の楕円曲線𝘌の等分体Iℚ(𝘌[𝘱ⁿ])の類数の𝘱可除性を研究する.西来路・山内,平之内,大下及びPrasad-Shekharらにより, ℚ(𝘌[𝘱ⁿ])の類数の𝘱進付値の様々な下界が得られている.彼らの研究は,𝘌のMordell-Weilrankが2以上の場合に𝘱ⁿ等分体の類数が多くの場合に𝘱の正冪で割り切れることを示唆している.本研究では,整数𝘴, 𝘵に対し,𝓎²=𝓍³-(𝘴⁴+𝘵²)𝓍で定義される楕円曲線の族{𝘌𝘴, 𝘵}を扱う.本稿の主結果では,全ての素数𝘱≥5と自然数nに対し, 次の2つの性質を満たす{𝘌𝘴, 𝘵}の無限部分族を構成する:Mordell-Weil rankが1であり,𝘱ⁿ等分体の類数が𝘱²ⁿで割り切れる.我々の構成した楕円曲線の族はある条件を満たす𝘴⁴+𝘵²型の素数でパラメトライズされているが,そのような素数の無限性はFriedlander-lwaniecの定理により保証される.本研究は,臺信直人氏,平川義之輔氏との共同研究である. |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/289198 |
出現コレクション: | 2259 解析的整数論とその周辺 |

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