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タイトル: 〔第 3 篇〕小児における INH 大量投与時の副作用に関する研究(小児の組織内活性 INH 濃度に関する研究)
その他のタイトル: Studies on the Biologically Active Isoniazid Concentration in Tissues of Children
著者: 寺村, 文男  KAKEN_name
著者名の別形: Teramura, H.
発行日: Jul-1959
出版者: 京都大學結核研究所
誌名: 京都大學結核研究所紀要
巻: 8
号: 2
開始ページ: 98
終了ページ: 105
抄録: 小児結核患児にINH 10mg/kg/day, INH 20mg/kg/dayおよびIPC 50mg/kg/dayを投与し, 主として副作用を観察した。さらに血清中生物学的活性INH濃度と副作用との関連およびPyridoxine塩酸塩併用の効果についても検討し次の結果を得た。1) INH 10mg/kg投与では6ヶ月ないし1年間の観察期間中10例のうち1例に湿疹を認めたのみで他に副作用と思われるものはなく, 血液, 尿, BSP値についても異常を認めなかつた。2) INH 20mg/kg投与では血清中INH濃度の高いもの3例に投与5日目ごろより強い胃腸障害を来し投薬を中止あるいは減量したが, 血清中濃度の低い例では軽度の副作用を認めただけで投薬を中止するほどでなく, 12日以後は何の訴えもなく3ヶ月間の投薬に耐えた。すなわち血清中濃度の高いものに副作用の出現し易いことを知つた。3) INH 20mg/kg投与で副作用を認めた3例に2週後再び同量のINHとPyridoxine 5mg/kgを併用内服させたが, 3週間にわたつてなんらの副作用もなかつた。4) IPC 50mg/kg投与では胃腸障害を来すものが多く, 他に衂血, 不眠, 薬疹などを認めたが, 10日を過ぎると軽くなり, 長期の投薬に耐えられる。
記述: この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。
URI: http://hdl.handle.net/2433/51979
出現コレクション:8巻2号

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