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タイトル: Geographic Information Systems and Environmental Problems
その他のタイトル: 地理情報システムと環境
著者: Takebe, Takashi
著者名の別形: 武部, 隆
発行日: 25-Dec-1998
出版者: 京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻
誌名: 京都大学生物資源経済研究
巻: 4
開始ページ: 69
終了ページ: 86
抄録: 本稿では、地理情報システムに関して、その適用事例を中心に具体的な考察を加え、とくに、環境分野における地理情報システムの今後の利活用の方向性について検討を試みる。すなわち、まず、第2節で、地理情報システムの発展段階を、(1)当該経済主体の施設管理のための地理情報システムの段階、(2)施設管理をも包含した当該経済主体の経営管理の手法としての地理情報システムの段階、(3)地域インフラとしての地理情報システムの段階、そして、(4)社会インフラとしての地理情報システムの段階の4つの段階に区分して考察する。次いで、第3節で、地理情報システムの適用事例について、(1)エイセルメイ社の公共サービス配給情報システムのケース、(2)フロリダ州リー郡の土地情報管理システムのケース、そして、(3)WRT社が参加するプロジェクトにおける地理情報システム適用のケースを取り上げ、それぞれ具体的に検討する。続いて、第4節で、いわゆる地理情報システムテクノロジーの具体的応用事例について触れる。すなわち、(1)地図データ検索機能活用の場合、(2)半径探索集計機能活用の場合、(3)地図の重ね合わせ機能活用の場合、それに、(4)マーケティング分析における市場分析での活用の事例と立地分析での活用の事例である。そして、最後に、第5節で、環境分野における地理情報システムの今後の利活用の方向性について、イギリスで試みられている農村計画・農村環境管理のための地理情報システムという方向を取り上げ検討する。本稿でみるように、環境分野における地理情報システムの利活用は、随所にその応用事例がみられるものの、まだ緒についたばかりである。しかし、その利活用の可能性は、限りなく広くまた大きいといえる。地理情報システムの開発と発展を視野に入れながら、とくに農村部における環境分野に地理情報システムを導入して、農村部における環境問題に一定の解答を与えるということは、われわれ農業経済研究者に課せられた重要な責務だということができよう。
URI: http://hdl.handle.net/2433/54259
出現コレクション:No.4

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