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タイトル: STUDY ON FINANCE SUPPLY IN BULGARIAN FARMS
その他のタイトル: ブルガリアにおける農業金融の形態と制約要因
著者: Bachev, Hrabrin
Kagatsume, Masaru  KAKEN_id
著者名の別形: 加賀爪, 優
発行日: 25-Dec-2002
出版者: 京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻
誌名: 京都大学生物資源経済研究
巻: 8
開始ページ: 131
終了ページ: 150
抄録: 本稿の課題は、ブルガリア農業における資金供給の支配的形態とその要因について論じることである。異なるタイプや規模の農場の短期的および長期的活動の種々の融資形態に対する相対的効率性を推定するために、新制度学派および取引費用経済学の分析枠組みが適用される。商業的農場の経営者との聞き取りから得られた大規模なミクロ経済データを用いている。資産の固有性や低い取引成立件数に加えて、体制移行期の制度面、社会経済面および経済主体の行動面での不確実性が、農場の市場借人金融の利用を妨げている。こうした融資の困難を克服するために、また、従属的な取引(内的投資、個人的接触、共同出資、相互連関組織)を統制支配するために、多種多様な固有の個人的融資形態が生じてきた。しかし、膨大な開発維持費用(「ただ乗り」の間題)が効率的な集団的信用供給形態の形成を妨げている。また、直接的に間接的に農場に融資するために、或いは、農場活動に融資する市場型や個人型の融資を援助するために、大規模な第三者(政府、国際援助、NGO)が介人してきた。にも拘わらず、ブルガリアの農場の大部分にとって、外部金融は、依然として余りにも高価(高金利、高額の担保要求、煩雑な文書事務や役所手続き、巨額の追加払い)であるか受入不可能でさえある。信用供給や出荷・契約遂行のための取引費用が高いことが、現在の体制移行期の農場の拡大を制約する主要な要因である。信用供給の促進に加えて、国家貸付計画の効率化や全般的な制度的環境(法的枠組み、契約遂行制度、市場設備など)の改善に向けて、公的な関与が求められている。
記述: この論文は農林水産省で電子化されました。
URI: http://hdl.handle.net/2433/54295
出現コレクション:No.8

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