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タイトル: 新潟地震被災地における弾性波探査
その他のタイトル: ON THE SEISMIC PROSPECTING AT THE AREA DAMAGED BY NIIGATA EARTHQUAKE
著者: 吉川, 宗治  KAKEN_name
島, 通保  KAKEN_name
後藤, 典俊  KAKEN_name
著者名の別形: YOSHIKAWA, Soji
SHIMA, Michiyasu
GOTO, Noritoshi
発行日: 1-Mar-1965
出版者: 京都大学防災研究所
誌名: 京都大学防災研究所年報
巻: 8
開始ページ: 11
終了ページ: 17
抄録: 本調査は7月16日の新潟地震の直後, 7月から8月にかけて, 約1ケ月間新潟市を中心に, 被災地の震害と地盤の関係を明らかにする目的で行われた。新潟市には北西部に砂丘があり, 市の中央部に信濃川が流れている関係で, 表土は川によって運ばれた砂からなっている。都市の発達とともに, 水田や, むかし川が流れていた跡などを埋め立てた地盤が多く, 市内の中心部に大規模な建造物を建てるにも, そのような軟弱な地盤を選ばざるを得ない状態にあったものと思われる。震災直後の被害状況を視察した結果, 同じ新潟市内でも, 震害の程度が部分的に非常にことなっており, 大別すれば, 砂丘では殆んど被害らしい被害はなく, むかし川が流れていた旧河川敷や田畑, 堀などの埋立地, および砂丘麓地帯にあたる所で被害が大きく, それらの地盤は比較的浅い層が震害に大きく影響しているように思われた。そこで地下十数米までの地盤に焦点をしぼって弾性波探査を行う事にした。従来からの震害地盤の調査方法としては, ボーリング, 常時微動の測定・2・3), および弾性波探査法4-8)などがある。弾性波探査については, いずれも, P波もしくは表面波の伝播速度, 振動様式の解析によるものであり, 地盤の強度をポアソン比, 剛性率などの物理的に意味のある数値で表わす事が要望されて来た。これまでには適当なS波発生装置がなく, たとえS波を出す事ができてもP波との混成波になり, S波のphaseを読取るのが非常にむづかしかった。本調査ではS波発生の一つのこころみとして, 木の板に上から荷重をかけて, 地表面でずらせてみた。新潟市内4ケ所, 北蒲原郡中条町付近で3ケ所に測点をとり, 地下構造, P波の伝播速度, S波の伝播速度, S波振巾減衰係数, 剛性率, ポアソン比を求めて検討を加えてみた。
In order to investigate the ralations between the ground conditions and the earthquakedamages, seismic prospecting was carried out at the area damaged by Niigata Earthquake onJuly 16, 1964.In this paper, subsurface structures and some elastic constants of the damaged groundobtained by SH-waves and P-waves are compared with those of the undamaged ground.SH-waves were generated by striking a wooden plate, being pressed down on the groundsurface.
URI: http://hdl.handle.net/2433/69244
関連リンク: http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/nenpo/nenpo.html
出現コレクション:No.8

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