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タイトル: 地すべり地における土地ひずみの観測(III) ―清水谷地域の地すべりについて―
その他のタイトル: ON THE OBSERVATION OF GROUND-STRAIN AND GROUND-TILT AT A LANDSLIDE ZONE (III)
著者: 高田, 理夫  KAKEN_name
著者名の別形: TAKADA, Michio
発行日: 1-Mar-1967
出版者: 京都大学防災研究所
誌名: 京都大学防災研究所年報. A
巻: 10
号: A
開始ページ: 491
終了ページ: 504
抄録: 大和川が奈良盆地の小流を集めながら西流し, 一本となり生駒山脈を横断して大阪平野にぬける付近は, 通称"亀の瀬"と呼ばれ, 峡谷をなしている。この左岸は奈良県北葛城郡王寺町で, 明神山・二上山と続き急峻な地形となっており, この裾を関西本線・国道25号線が走り, 関西交通網の幹線となっている。また, 右岸は大阪府柏原市峠町で, はるか北の方に信貴・生駒の山並みを望み, 付近一帯は緩やかな丘陵地帯となっており, 肥沃な土壌と南の日ざしをうける傾斜地は果樹の生育に適し, 古くからぶどう・桃・みかん等の産地として有名である。このような, 一見のどかな丘陵地帯も宿命的な地すべり地で, 昔から度重なる地すべりによる被害を受けており, 中でも1931年年末から起った地すべりは, 峠部落を中心に32haの土地がすべり, 当時穐の瀬地すべり"と呼ばれてニュース面をにぎわした。この地すべり地域の西側の清水谷地域(Photo.1参照)における地すべりが最近活発化するにおよび, 建設省においては, 地すべり防止工事を実施することになり, 昭和38年度を初年度とする5カ年計画で総土量60万m3の排土が行なわれつつある。筆者らは・この排土工事に関する諸資料を得るため・昭和37年以来当地域一帯で, 地質学的・地球物理学的・土木工学的な諸調査を実施してきたが, 以下筆者の行なった地球物理学的な調査に関する地震探査・地表面の伸縮や傾斜変化などについて述べる。
At Kamenose Landslide zone located in Toge, Kashiwara City, Osaka Prefecture, the geophysical investigation to establish the perfect stabilization plan has begun at 1962.First of all, seismic prospecting along 9 traverse lines were carried out in this areaand the fractured zone distributed NW-SE, dividing this area into two blocks wascaught.The observations of ground-strain are being carried out by 74 wire type extensometersset up along 8 survey lines. Considering the distribution of strains, also the landslideblock in this area was divided in two by fractured zone and the change of strain wasthe largest near the fractured zone.In the case of landslide due to soil mass removal, the peculiar variations of ground-strain and ground-tilt were found which seemed to be the forerunning phenomena to thelandslide.
URI: http://hdl.handle.net/2433/69329
関連リンク: http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/nenpo/nenpo.html
出現コレクション:No.10 A

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