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タイトル: 圧密による粘土の強度増加量について
その他のタイトル: THE c/p-RATIO OF NORMALLY-CONSOLIDATED CLAYS
著者: 柴田, 徹  KAKEN_name
田河, 勝一  KAKEN_name
著者名の別形: SHIBATA, Toru
TAGAWA, Shoichi
発行日: 1-Mar-1969
出版者: 京都大学防災研究所
誌名: 京都大学防災研究所年報. B
巻: 12
号: B
開始ページ: 161
終了ページ: 167
抄録: 軟弱な粘土地盤上に構造物を築造しようとする場合, 地盤支持力が不足しておれば, 地盤の圧密による強度増加を期待する工法がとられる。そのとき基礎設計に必要な値は, 圧密圧力pに対する強度増加量cであって, 普通はc/p値と称している。このc/p値に関しての問題点は, せん断試験の方法によって同一の粘土でもその値が異なることである。すなわち原位置ベーン試験結果によれば, 塑性指数PIがふえるほどc/p値は大きくなるが, 三軸圧縮試験によればその傾向が全く逆になるといわれている。たまたまわが国の粘土に多いPI=30~80%の範囲では, ベーンと三軸圧縮によるc/p~PI曲線が交叉しているために, 大ぎな疑問もなく0.3程度の値が採用されているが・試験方法によって変る値では困るのである。この報文ではc/p値に関する従来の研究を概観したのち, 主としてベーン試験によるc/p値を対象にして, 原位置の状態と比較しうるためにK0-圧密三軸ベーン試験を行なう。ついで等方圧密試料のベーンや三軸圧縮強度, さらに一軸圧縮試験から求まるc/p値の問題点についても触れることにする。
The c/p-ratios of various types of normally-consolidated clays are determined by thetriaxial-vane, triaxial compression and unconfined compression tests. The results obtainedby the K0-consolidatad triaxial-vane tests showed a good agreement with the Skempton-Bjerrum correlation of increasing c/p-ratio with increasing PI, Fig. 3. However, thescattering of the test results on the isotropically-consolidated triaxial-vane, triaxial com-pression and unconfined compression tests are great, Figs. 4 and 7. The meanirg of c/pratio calculated by using' and the pore water pressure coefficient at failure Af, Eq.(2), are discussed.
URI: http://hdl.handle.net/2433/69696
関連リンク: http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/nenpo/nenpo.html
出現コレクション:No.12 B

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