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kgn00021_217.pdf | 1.85 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | チャック語の音声に関する考察 |
その他のタイトル: | A phonetic analysis of Cak |
著者: | 藤原, 敬介 https://orcid.org/0000-0003-1571-4914 (unconfirmed) |
著者名の別形: | Huziwara, Keisuke |
発行日: | 25-Dec-2002 |
出版者: | 京都大学大学院文学研究科言語学研究室 |
誌名: | 京都大学言語学研究 |
巻: | 21 |
開始ページ: | 217 |
終了ページ: | 273 |
抄録: | チャック語はバングラデシュ人民共和国チッタゴン丘陵でチャック人によってはなされている言語である。先行研究によるとチャック語はチベット・ビルマ語族のルイ語群に分類されている。1991年の統計によると話者数は2000人である。本稿ではチャック語の音声に観察される特徴を記述し、音韻論的に分析した。その結果、チャック語には音素として/p, ph, b, t, th, d, c, ch, j, k, kh, g, ?(末子音としてのみ), ɓ, ɗ, f, v, s, ∫, h, m, n, ŋ, l, r, w, y;i, e, ai, a, o, u, i, ɰ, ə/があり、声調には低調と高調の二種類があることがあきらかとなった。入破音を音素とみとめること、音声的には緊喉母音があることを指摘した点があたらしい。共時的に連声を観察することにより、高調がふたつ連続すると一方が低調となるような声調異化規則がみられることを指摘した。同様の規則はインド・アーリア系のチャクマ語やバングラ語チッタゴン方言にもみられることから、声調異化規則がこの地域の言語の地域特徴のひとつとなりうることを示唆した。 |
DOI: | 10.14989/87816 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/87816 |
出現コレクション: | 第21号 |
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