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タイトル: Al-遷移金属系正20面体対称相の構造(クエイサイクリスタルの構造と物性,科研費研究会報告)
著者: 七尾, 進  KAKEN_name
桜井, 吉晴  KAKEN_name
田中, 良和  KAKEN_name
国府, 力  KAKEN_name
著者名の別形: Nanao, Susumu
Sakurai, Yoshiharu
Tanaka, Yoshikazu
Kokubu, Chikara
発行日: 20-May-1987
出版者: 物性研究刊行会
誌名: 物性研究
巻: 48
号: 2
開始ページ: A16
終了ページ: A18
抄録: 現在、Al-遷移金属系正20面体相の構造モデルとして有力なものは、(1)incommensulateな変調を受けた結晶 (2)20面体クラスターの配向性をもった配列 (3)3次元ペンローズ・タイリングに基づいた準結晶 (4)(3)を(2)の要素を取り入れて少しモディファイしたものに大別できる。これらのモデルの妥当性については、電子線回折パターン、高分解能電顕観察、EXAFS、またX線回折、などの実験結果との比較により検討されてきた。正20面体相の構造について最も決定的な情報を与えると考えられるX線を用いた単結晶解析は、準結晶粒の大きさの最大値がせいぜい数μm程度しか得られない現状では困難である。したがって、非結晶物質に対する構造解析法、すなわち二体分布関数を基にした解析が残された有力な手法となる。ここでは、単ロール法により作成したI相Al-Mn-Si,Al-Cr-Siの二体分布関数をMoKαによるX線回折測定により求め、計算が比較的容易な(3)および(4)のモデルの二体分布をこれと比較し、妥当なモデルを検討する。
記述: この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
URI: http://hdl.handle.net/2433/92511
出現コレクション:Vol.48 No.2

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