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タイトル: 34. ランダムイジングスピン系における緩和現象(基研短期研究会「スピングラスを中心とした新しい秩序相」報告,研究会報告)
著者: 高野, 宏  KAKEN_name
中西, 秀  KAKEN_name
宮下, 精二  KAKEN_name
西森, 秀稔  KAKEN_name
著者名の別形: Takano, Hiroshi
Nakanishi, Hiizu
Miyashita, Seiji
Nishimori, Hidetoshi
発行日: 20-Jan-1988
出版者: 物性研究刊行会
誌名: 物性研究
巻: 49
号: 4
開始ページ: 410
終了ページ: 415
抄録: 3次元±Jランダムイジング模型において、スピングラス転移温度T_gとランダムでない系の相転移温度T_cの温度範囲でひとつのスピンの自己相関関数<S_i(t)S_i(O)>が"引き伸ばされた指数関数"的に緩和することが報告されている。一方、ランダムでないフェロ・イジング模型においても、T_c以下の温度で<S_i(t)S_i(O)>が"引き伸ばされた指数関数"的緩和を示す。また、ランダム系においては、ランダムでない系の相転移温度T_c以下の温度で系の動的性質に異常性があらわれるという議論もある。ここでは、2次元±Jランダムイジング模型において、3次元でみられたようなスピン緩和がT_c以下の温度(T_gは0と考えられている)でみられるかどうかを、モンテカルロ法を用いて調べ、ランダムでない系における"引き伸ばされた指数関数"的緩和との関係について議論する。
記述: この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
URI: http://hdl.handle.net/2433/92878
出現コレクション:Vol.49 No.4

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