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タイトル: 少数自由度量子カオス系における自発的な散逸の発生(第3回『非平衡系の統計物理』シンポジウム(その1),研究会報告)
著者: 池田, 研介  KAKEN_name
著者名の別形: Ikeda, Kensuke
発行日: 20-Apr-1996
出版者: 物性研究刊行会
誌名: 物性研究
巻: 66
号: 1
開始ページ: 45
終了ページ: 64
抄録: 古典極限でカオスになる少数自由度量子系(量子カオス系)において散逸が自発的に相転移をへて発生することを精密な数値実験と半古典理論解釈をもとに主張する。ホストーヘルパー系と呼ばれるクラスの系が試された。まず、量子散逸が発生するために必要な古典的条件が論じられ、ついでシミュレーションの結果からえられたいくつかの普遍的な性質とそれにもとずく推論が提示される。さいごに半古典論が展開され、カオス軌道一般が内在する相関が議論され、相関打ち消し機構がどのよう働いて散逸発生をうながすかがあきらかされる。この記事は文献[1],[2],[3]に掲載された内容の要旨である。
記述: この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
URI: http://hdl.handle.net/2433/95722
出現コレクション:Vol.66 No.1

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