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タイトル: Spontaneous Collapse of Supersymmetry in Thermal States : 熱力学的相と対称性,オーダー・パラメーター,中心分解を巡って(d)【物性基礎論】,第42回 物性若手夏の学校(1997年度))
著者: 小嶋, 泉  KAKEN_name
著者名の別形: Ojima, Izumi
発行日: 20-Dec-1997
出版者: 物性研究刊行会
誌名: 物性研究
巻: 69
号: 3
開始ページ: 487
終了ページ: 496
抄録: 量子場理論・量子統計力学を代数的に定式化する立場から,最初に以下のような基本的問題を考察する。1) 量子物理学の基本概念とその定式化 : 最初からHilbert空間を持込むのではなく,「q-数」としての物理量を主軸に考えるDirac本来の立場に立返って,時間発展,状態,状態ベクトル等の概念を記述する一般的手法について。2) 熱力学的相の取扱いにおける熱力学的極限の問題 : 「熱力学的相」を確定し「相転移」をclear cutに扱うのに不可欠な熱力学的極限の取扱いと,その状況での熱平衡の定式化。3) 熱力学的極限において,相がオーダーパラメータ=centreによって一般的に特徴づけられること,および,超選択則=中心分解の概念。純粋相・混合相とクラスター性との関係等について。4) 相と対称性の自発的破れの概念との関係について。上の議論の応用として,Bose/Fermi超選択則が任意の空間並進不変状態で成立つこと,Bose場とFermi場を相互に入替える「超対称性変換」が,真空T=O°Kを除く任意の空間並進不変状態において,従来知られていなかったタイプの強い自発的破れ(=spontaneous collapse)を常に被り,真空状況以外で超対称性変換を生成するsuperchargesは存在しない,という命題を講義の時に証明する。
記述: この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
サブゼミナール
URI: http://hdl.handle.net/2433/96227
出現コレクション:Vol.69 No.3

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