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ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
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KJ00004705345.pdf | 268.85 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 一次元重力多体系の緩和過程とカオス的遍歴(ポスターセッション,ハミルトン力学系とカオス,研究会報告) |
著者: | 土屋, 俊夫 ![]() 郷田, 直輝 ![]() 小西, 哲郎 ![]() |
著者名の別形: | Tsuchiya, Toshio Goda, Naoteru Konishi, Tetsuro |
発行日: | 20-Jul-1998 |
出版者: | 物性研究刊行会 |
誌名: | 物性研究 |
巻: | 70 |
号: | 4 |
開始ページ: | 592 |
終了ページ: | 595 |
抄録: | 恒星系の最も単純なモデルとして、1次元重カシート多体系を用い、この系の進化や緩和についての基礎過程の研究を行った。特に個々のシートの運動などの微視的なダイナミクスに注目した。その結果、系は動力学的平衡状態に落ち着いた後、最終的な熱的平衡状態に至るまでの間に、もう1段階、中間の緩和現象を示すことがわかった。この緩和では、個々のシートのエネルギーは十分混合されているにも関わらず、巨視的な分布は動力学的平衡状態の時と同じ分布を持っている。このことから、熱平衡状態に至る緩和は通常の拡散過程ではなく、位相空間の中の一部の領域に長い間閉じ込められており、その領域間をゆっくりとしたタイムスケールで行き来していると考えられる。この現象は、カオス的遍歴の一例になっていると考えられる。 |
記述: | この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/96389 |
出現コレクション: | Vol.70 No.4 |

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