このアイテムのアクセス数: 4687
このアイテムのファイル:
ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
---|---|---|---|---|
KJ00004711238.pdf | 214.2 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | フラストレートしたダイマー系SrCu_2(BO_3)_2における中性子散乱実験(京大基礎研短期研究計画「フラストレーションとカイラル秩序」,研究会報告) |
著者: | 加倉井, 和久 ![]() |
著者名の別形: | Kakurai, Kazuhisa |
発行日: | 20-Oct-2000 |
出版者: | 物性研究刊行会 |
誌名: | 物性研究 |
巻: | 75 |
号: | 1 |
開始ページ: | 85 |
終了ページ: | 88 |
抄録: | SrCu_2(BO_3)_2は隣接するダイマーが直交しておりダイマー間の相互作用(J'=68K)がダイマー内の相互作用(J=100K)に比べ比較的大きいために比較的強く結合している、フラストレートした二次元ダイマー系としてみなすことが出来る。この系はダイマーの直交性から有限のダイマー間相互作用があるにもかかわらず、基底状態が厳密にダイマーの基底状態の積として理論的に記述できる。中性子非弾性散乱実験によりこの系のスピン・ダイナミックスがダイマーの直交性を反映して極端に局在するトリプレット励起(△=3meV)により形成されることが明らかになった。また磁場中高分解能中性子散乱実験により波数によっては零磁場中でトリプレットの縮態がすでに解けていることが明らかになった。 |
記述: | この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/96885 |
出現コレクション: | Vol.75 No.1 |

このリポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。