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タイトル: ボーズ・アインシュタイン凝縮と宇宙の暗黒エネルギー&物質 : 宇宙のマクロ量子構造(5)場の理論および宇宙論における量子カオス,京大基研短期研究会 量子力学とカオス-基礎的問題からナノサイエンスまで-,研究会報告)
著者: 森川, 雅博  KAKEN_name
著者名の別形: Morikawa, Masahiro
発行日: 20-Aug-2004
出版者: 物性研究刊行会
誌名: 物性研究
巻: 82
号: 5
開始ページ: 763
終了ページ: 766
抄録: 引力相互作用を持つボーズ場の凝縮を考えて、宇宙の暗黒エネルギーや暗黒物質を統一的に構成するモデルを提案する。凝縮相の一様モードは暗黒物質を構成し、それに付随した負の圧力は宇宙の加速膨張を促す。一方、凝縮相の非一様モードはその不安定性のために急激に崩壊してボゾン星やブラックホールを作り、銀河形成の種になる。ゆっくりした凝縮と急激な崩壊は、大局的には、宇宙の歴史の中で何度も繰り返し、暗黒物質と暗黒エネルギーの割合がほぼ同じになるように自己臨界組織化が進行する。一方局所的には、崩壊と再膨張を何度も繰り返し、銀河に付随する離散的なジェットを生成する。このようにマクロな宇宙もポーズ凝縮体の波動関数によって構成されることになる。
記述: この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
URI: http://hdl.handle.net/2433/97850
出現コレクション:Vol.82 No.5

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