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KJ00004705847.pdf | 227.95 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 複素半古典論と多次元障壁トンネル効果(3)分子科学、核理論における量子カオスと半古典理論,京大基研短期研究会 量子力学とカオス-基礎的問題からナノサイエンスまで-,研究会報告) |
著者: | 高橋, 公也 池田, 研介 |
著者名の別形: | Takahashi, Kinya Ikeda, Kensuke |
発行日: | 20-Aug-2004 |
出版者: | 物性研究刊行会 |
誌名: | 物性研究 |
巻: | 82 |
号: | 5 |
開始ページ: | 725 |
終了ページ: | 728 |
抄録: | 1.5自由度障壁ポテンシャルや二自由度障壁ポテンシャルにおいて観測されるフリンジトンネル効果は本質的に多次元なトンネル効果である。本稿では、フリンジトンネル効果を題材に取り本質的に多次元なトンネル効果を複素領域に拡張した半古典論を用いて解析した結果を紹介する。特に、フリンジトンネル効果の背後にある複素古典力学的な機構に注目する。トンネル波に現れるフリンジは、多数のトンネル軌道が同時に寄与することで作り出された干渉である。そのようなフリンジトンネル効果に寄与するトンネル軌道は、主に複素に拡張した安定多様体や不安定多様体に導かれたカオス的トンネル軌道である。カオス的トンネル軌道が描き出すトンネル効果の描像は、インスタント理論が描く描像と本質的に異なる。 |
記述: | この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/97863 |
出現コレクション: | Vol.82 No.5 |
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