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KJ00004706797.pdf | 717.96 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 反応平衡における熱揺動の生理学的役割(ナノバイオダイナミクス,研究会報告) |
著者: | 嶋本, 伸雄 富澤, 純一 |
著者名の別形: | Shimamoto, Nobuo Tomizawa, Junichi |
発行日: | 20-Feb-2006 |
出版者: | 物性研究刊行会 |
誌名: | 物性研究 |
巻: | 85 |
号: | 5 |
開始ページ: | 635 |
終了ページ: | 646 |
抄録: | 生物学で用いられる定量的方法は、一般的にはほぼ熱力学と反応速度諭に限られ、平衡した反応には、共に適用されている。しかし、これらの物理的基礎はもともと異なっており、従って対象とする巨視的状態の定義にも差がある。二つの巨視的状態の間のポテンシャル障壁がkT程度以下の場合、二状態は反応速度論では分離して取り扱えるが、熱力学では特殊な場合を除いて分離できない。そのような低いポテンシャル障壁は、タンパク質のDNA上の1次元的拡散で実際に観測されており、DNA上の高親和性部位の親和性は、局所構造だけでなくDNA長にも依存するという効果が生じ得る。この効果は数種のタンパク質で観測されており、反応速度論でしか解析できず、熱力学は無力である。 |
記述: | この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/110401 |
出現コレクション: | Vol.85 No.5 |
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