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ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
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himaraya_02_145.pdf | 6.58 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | ヒマラヤ高所村落における疫学的研究 : 人文班研究概要 |
その他のタイトル: | An Interim Report on the Joint Study of the Khumbu Region |
著者: | 河合, 明宣 ![]() |
著者名の別形: | Kawai, Akinobu |
発行日: | 21-May-1991 |
出版者: | 京都大学ヒマラヤ研究会 |
誌名: | ヒマラヤ学誌 |
巻: | 2 |
開始ページ: | 145 |
終了ページ: | 149 |
抄録: | 京都大学ヒマラヤ医学学術研究計画は医学を中心とした野外調査主体の研究プロジェクトであるが, その大きな特徴はヒマラヤという「地域」研究のなかに医学研究を組み込んだ, 疫学を指向していることである. とりわけネパール側のヒマラヤ高所の村ナムチェ・バザールを長期に渡って定点フィールドとすることで, その他のヒマラヤ地域, カラコルムさらにはアンデスなど高所での研究を展開する際の指標となるデータを蓄積していくことをめざしている. ここにわれわれ人文班が医学学術研究という大きなテーマの一端をになう意味があるといえるだろう. ある社会の構造とその住民の世界観を理解することで, はじめて健康であるとか病気であるとかということの意味も明かにされるからである. この2年間の成果では医学班と人文班との聞の連携はかならずしも成功しているとは言えないが, それほど性急に先を急ぐ必要はない. フィールドワークは実験と異なり, それ自体が社会の文脈に埋め込まれているからだ. 基礎的なデータを蓄積し共通のタームを得る努力を続けることからその成果は生まれはじめている. 以下では人文班の調査の内容を概観し, 今後の課題ついて述べる. |
DOI: | 10.14989/HSM.2.145 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/185524 |
出現コレクション: | 第2号 |

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