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himaraya_05_105.pdf | 615.81 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 日本、ネパール、エクアドルの小児の動脈硬化危険因子 : 血清脂質レベルの比較 |
その他のタイトル: | Comparison of Serum Lipid Composition among Japanese, Nepalese and Ecuadorian Schoolchildren |
著者: | 瀬戸, 嗣郎 山根, 聖子 牛田, 美幸 森, 忠三 |
著者名の別形: | Seto, Shiro Yamane, Seiko Ushida, Miyuki Mori, Chuzo |
発行日: | 3-Dec-1994 |
出版者: | 京都大学ヒマラヤ研究会 |
誌名: | ヒマラヤ学誌 |
巻: | 5 |
開始ページ: | 105 |
終了ページ: | 111 |
抄録: | 日本(出雲市), ネパール(カトマンズ), エクアドル(ヴィルカバンバ)の3地域の9歳~11歳の男子児童について, 動脈硬化危険因子としての血清脂質レベルの比較検討をおこなった. 日本人では, 総コレステロール値の平均が他地域より2mg/dl以上も高く, 高脂血症の傾向が顕著であり, 成人病の重大なリスクが小児期から存在する. 脂肪酸分析の結果から, 摂取脂質の質の問題ではなく, 量的な問題であると考えられた. ネパール人では, すべての脂質関連分子が最も低い水準にあった. しかし, HDLコレステロールの際だった低値のため, 動脈硬化指数が最高となった. エクアドル人では, 総コレステロールはネパール人並みで, HDLコレステロール, 動脈硬化指数は他2地域の中間値を示し, 今回の検討からは長寿村の理由は窺えなかった. むしろ, アポB値の高値が見られ, アポB/A1比も有意に高いため, 動脈硬化の危険因子を有する一面が見られた. 遺伝的特性が推測される. 異質の地域聞を比較する場合, 成人病の危険因子としての動脈硬化指数, アポB/A1比などの評価は, 疫学上の今後の課題と思われた. |
DOI: | 10.14989/HSM.5.105 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/185910 |
出現コレクション: | 第5号 |
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