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himaraya_06_93.pdf | 5.02 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | ブータンにおける初等教育の素描 : 小学校とNAPEプログラム |
その他のタイトル: | A Sketch of Primary Education in Bhutan: Primary Schools and NAPE Program |
著者: | 松沢, 哲郎 辻本, 雅史 池上, 哲司 成瀬, 哲生 出水, 明 |
著者名の別形: | Matsuzawa, Tetsuro Tsujimoto, Masashi Ikegami, Tetsuji Naruse, Tetsuo Demizu, Akira |
発行日: | 15-May-1996 |
出版者: | 京都大学ヒマラヤ研究会 |
誌名: | ヒマラヤ学誌 |
巻: | 6 |
開始ページ: | 93 |
終了ページ: | 110 |
抄録: | ブータンの学校と医療の現場を見て歩いた. 本稿では, フィールドワークによる実地の見聞と文献資料をもとに, ブータンにおける初等教育の現状を素描したい. また, こうした試みを通じて, 教育をフィールドで調査するという現場主義的研究のねらいと方法と意義を考えたい. ブータンでは, 仏教を背景とした伝統的なくらしを守りつつ, 王制という中央集権的な政治形態が, 海外援助による近代化・国際化を制御しつつ押し進めている. 学校教育の場でも, 宗教的・伝統的な暮らしを背景に, 強い近代化への意欲をもって教育がおこなわれている. 主要な教科は国語(ゾンカ語) ・英語・算数の3教科とEVSと呼ばれる環境教育を加えた4教科である. 子どもたちの向学心ならびに親の世代の教育への志向は高いと感じた. 1986年以降, ブータンの初等教育の基本はNAPE(ネイプ)と呼ばれる教育プログラムに依拠している. これまでほとんど知られていない, この発展途上国における教育プログラムの実践のようすを, 今回の実地調査で見聞することができた. 学校の現場とネイプ・プログラムの発想を中心に, ブータンの初等教育を素描する. |
DOI: | 10.14989/HSM.6.93 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/185921 |
出現コレクション: | 第6号 |
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