ダウンロード数: 176

このアイテムのファイル:
ファイル 記述 サイズフォーマット 
bussei_el_033207.pdf396.24 kBAdobe PDF見る/開く
タイトル: <講義ノート>Canonical Operator Formalism for Quantum Stochastic Differential Equations : An Introduction to Non-Equilibrium Thermo Field Dynamics
その他のタイトル: 量子解放系を記述する正準演算子形式の理論体系とその応用 : Non-Equilibrium Thermo Field Dynamicsへの誘い
著者: ARIMITSU, Toshihico
著者名の別形: 有光, 敏彦
発行日: Aug-2014
出版者: 物性研究・電子版 編集委員会
誌名: 物性研究・電子版
巻: 3
号: 3
開始ページ: 1
終了ページ: 24
論文番号: 033207
抄録: 量子力学では, 状態ベクトルの時間発展を記述する Schr?dinger 方程式の時間推進演算子 (エネルギー演算子 Hamiltonian) を使って, 演算子の時間発展を記述する Heisenberg 方程式が書き下され (表示の変更を伴う), 正準交換関係が保存する正準演算子形式の理論体系が構成されている。量子解放系 (散逸系) を記述する正準演算子形式の理論体系 Non-Equilibrium Thermo Field Dynamics (NETFD) では, 統計演算子 (密度演算子) を真空状態のケット・ベクトルと見立て直すことにより, 確率 Liouville 方程式の量子版が, 確率 Schr?dinger 方程式の形式で与えられる。その時間推進演算子 (確率 hat-Hamiltonian と呼ばれ, 量子 Brown 運動を乱雑力演算子として含む) を使ってHeisenberg 方程式を書き下すと量子系の Langevin 方程式 (確率 Heisenberg 方程式とも呼ばれる) が得られる。乱雑力演算子に関して平均をとると, 確率 Schr?dinger 方程式 は散逸 Schr?dinger 方程式 (量子マスター方程式とも呼ばれる) に, 確率 Heisenberg 方程式は散逸 Heisenberg 方程式になる。得られた散逸 Schr?dinger 方程式の時間推進演算子 (hat-Hamiltonian と呼ばれる) は, 散逸 Heisenberg 方程式の hat-Hamiltonian にもなっている (表示の変更を伴う)。確率的生成消滅演算子と散逸的生成消滅演算子の正準交換関係は何れも保存し, 確率微分方程式系および散逸微分方程式系に対して, 正準演算子形式の理論体系が構成されている (図1参照)。集中セミナーでは, NETFDの上記体系の構成からくりを詳しく解説し, NETFDならではの新しい自然認識や技巧, 応用について紹介する。
DOI: 10.14989/189512
URI: http://hdl.handle.net/2433/189512
出現コレクション:3巻3号

アイテムの詳細レコードを表示する

Export to RefWorks


出力フォーマット 


このリポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。