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タイトル: 移行期ドイツ東部諸州における労働市場政策:統一コスト再考
著者: 里上, 三保子  KAKEN_name
キーワード: 労働市場政策
失業
体制移行
社会的コスト
ドイツ統一
発行日: Oct-2017
出版者: Institute of Economic Research, Kyoto University
誌名: KIER Discussion Paper
巻: 1705
開始ページ: 1
終了ページ: 33
抄録: 1990年の東西統一以降,東部諸州における労働市場の状況は改善の兆しのないままに推 移し,失業問題は長期化の様相を呈していた。この間に実施された社会政策・労働市場政 策にかんする支出は統一にかかった費用の一部とみなされ,連邦政府や旧連邦諸州の負担 と考えられている。一方, 90年代の東部諸州は体制移行と西独への統一が重なり合った状況 下にあり,失業は経済・社会構造が大きく変化していく中で生じた体制転換に伴う社会的 コストである。東部諸州にかんして,統一コストにかんする議論も労働市場にかんする議 論もこれまで盛んに行われてきたが,社会的コストという観点でこの二つの議論が結び付 けられることはほとんどなかった。本報告では,1990年代の労働市場がどのような状況で あり,それに対してどのような労働市場政策が展開されたのかを検討し,そこでの問題点 や課題を明らかにすることを目的とし,労働市場にかんして社会的コストという観点を含 めての統一コスト再考に迫る。
URI: http://hdl.handle.net/2433/228359
関連リンク: https://www.kier.kyoto-u.ac.jp/publication/
出現コレクション:KIER Discussion Paper (邦文版)

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