ダウンロード数: 207
このアイテムのファイル:
ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
---|---|---|---|---|
bussei_el_072211.pdf | 472.75 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | <講義ノート>強相関電子系における軌道/電荷自由度と新奇物性 |
著者: | 勝藤, 拓郎 |
著者名の別形: | Katsufuji, Takuro |
発行日: | Nov-2018 |
出版者: | 物性研究・電子版 編集委員会 |
誌名: | 物性研究・電子版 |
巻: | 7 |
号: | 2 |
開始ページ: | [1] |
論文番号: | 072211 |
抄録: | 遷移金属酸化物に代表される強相関電子系では、電子間のクーロン相互作用により電子がしばしば局在する(しない場合もある)。ここで局在した電子が持つ自由度について考えると、電子のスピン自由度以外に、軌道のエネルギー縮退に由来する軌道自由度がある。局在電子にとって、この軌道自由度はスピン自由度とほぼ同等な存在であり、サイト間の飛び移り積分の2次摂動に由来する相互作用(スピンの場合は磁気的相互作用、軌道の場合はKugel-Khomskii相互作用)を持ち、結果として低温では自由度が秩序化する(スピンの場合は磁気秩序、軌道の場合は軌道秩序)。また、軌道自由度とスピン自由度の結合によって、より多彩な物性が発現し得る。さらに、サイトあたりの電子の数が整数でないとき(電荷の自由度があるとき)電子は遍歴できるが、この場合も軌道自由度は物性に重要な役割を果たす。ここでは、軌道自由度の基本的な物理を解説したのちに、実際の物質において軌道/電荷自由度がもたらす多彩な秩序状態、新奇な振舞について紹介したい。 |
記述: | 第63回物性若手夏の学校 集中ゼミ |
DOI: | 10.14989/235548 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/235548 |
関連リンク: | http://mercury.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~bussei.kenkyu/wp/wp-content/uploads/6300-072211.pdf |
出現コレクション: | 7巻2号 |
このリポジトリに保管されているアイテムはすべて著作権により保護されています。