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タイトル: <随想>21世紀は宗教間対話の時代 --カール・ラーナーの神学から--
その他のタイトル: <Essay>21st century as the time of Interfaith Dialogue in the Theology of Karl Rahner
著者: 髙橋, 勝幸  KAKEN_name
著者名の別形: TAKAHASHI, Katsuyuki
発行日: Mar-2020
出版者: 「アジア・キリスト・多元性」研究会
誌名: アジア・キリスト教・多元性
巻: 18
開始ページ: 59
終了ページ: 72
抄録: 「キリスト教」は正しく理解されているのか。そんな素朴な疑問から本稿は出発している。「無名のキリスト者」の概念を打ち出したドイツの神学者カール・ラーナー(1904-84)はイエズス会士としてハイデッガーの下で哲学を修得し、少なからず「諸宗教の対話」に目を見開かれたと言える。第二バチカン公会議の教令「キリスト教以外の諸宗教に関する教会の態度についての宣言(Nostra Aetate)」はその成果であると言える。教皇ヨハネ23世は、ラーナーの神学に相当の重きを置いたようであり、今日の世界混乱の解決の道をラーナーに委ねたことが見えてくる。宗教(教会)と世界の危機的状況がよく示されたもので、最早単独の宗教(教会)でグローバル化した世界の諸問題に対峙できなくなってきた。必然的にエキュメニズムも含めて「諸宗教間対話」が求められてくる。ラーナーはこの方策推進のためには最適任者であったと言える。日本のキリシタン時代にイエズス会の取った「適応主義」布教方針も、ラーナーの目指したものと変るものではなく、公会議でバチカンから「追認」され、21世紀の「宗教間対話の時代」・「邂逅の道」に導くものとなってくる。
DOI: 10.14989/253936
URI: http://hdl.handle.net/2433/253936
出現コレクション:第18号

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