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タイトル: 林茂生「基督教文明史観」(1932-3)を読む
その他のタイトル: Lim Bo-seng. 'A Historical Review of Christian Civilization'
著者: 三野, 和惠  KAKEN_id
発行日: May-2015
出版者: 教育史フォーラム・京都
誌名: 教育史フォーラム
巻: 10
開始ページ: 65
終了ページ: 84
抄録: 本稿は、日本植民地支配下台湾の知識人である林茂生(1887-1947)の白話字論考「基督教文明史観」を和訳し、紹介する。1932から33 年にかけて『台湾教会公報』に連載された同資料は、「キリスト教文明」即「西洋文明」という先入観を問い、諸文化の連動と衝突を通して形成されてきたヨーロッパ世界の物質的、精神的文明の特質を丁寧に解きほぐすものである。諸文化の差異を「人種」的差別と同一視せず、キリスト教もまた一つの文化的要素として扱う同資料は、当時の台湾人信徒自身によるキリスト教理解や、宗教的アイデンティティとその社会状況への関与の分析に対してだけでなく、諸文化の敵対関係の深刻化という現代的課題に対しても十分に示唆を与えるものであると考える。
著作権等: 許諾条件に基づいて掲載しています。
URI: http://hdl.handle.net/2433/255628
関連リンク: http://forum-kyoto.blogspot.com/2015/11/1020155.html
出現コレクション:学術雑誌掲載論文等

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