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KUGSSC_050_1.pdf | 769.67 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | <論文>心理療法におけるセラピストのパーソナルな自己について --職業的−個人的な関係としての治療関係-- |
著者: | 杉原, 保史 ![]() |
著者名の別形: | Sugihara, Yasushi |
キーワード: | セラピスト効果 経験的に支持された治療者 職業的−個人的な関係 多重関係 |
発行日: | 20-Jul-2021 |
出版者: | 京都大学学生総合支援センター |
誌名: | 京都大学学生総合支援センター紀要 |
巻: | 50 |
開始ページ: | 1 |
終了ページ: | 14 |
抄録: | 近年の心理療法研究には,治療手続きに注目したものが多く,治療手続きを遂行するセラピストという人に注目したものは非常に少ない。本論文は,まずこうした状況を認識し,こうした状況の背景にある心理療法観を検討する。その後,心理療法においてセラピストという人が果たしている役割を理解するために,セラピスト効果についての研究を取り上げ,セラピストの個人差が治療効果に重要な影響力を持っていることを確認する。その上で,どのようなセラピストの個人差が治療効果に寄与するのかを検討し,そこにセラピストのパーソナルな自己がどのように関与しているのかを見ていく。その上で,心理療法におけるセラピストにはパーソナルな自己を関与させた個人的な関わりと,職業的な役割による関わりとを織り合わせていくことが課題となることを考察する。その際には,職業倫理における多重関係の問題を取り上げる。 |
DOI: | 10.14989/264593 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/264593 |
出現コレクション: | 第50輯 |

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