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bussei_el_101209.pdf | 3.3 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | <講義ノート>グラフェンと2次元物質 |
著者: | 越野, 幹人 ![]() |
発行日: | Mar-2022 |
出版者: | 物性研究・電子版 編集委員会 |
誌名: | 物性研究・電子版 |
巻: | 10 |
号: | 1 |
論文番号: | 101209 |
抄録: | グラフェンは炭素の一形態であり、グラファイト1原子層だけから成る薄膜である。2004年に発見されたこの物質は、厚さ数オングストロームの極めて薄い物質でありながら、高い電気伝導性や機械的強靭性を誇り、未来の物質材料としても注目される。グラフェンにおける電子のバンド構造は「質量の無いディラック電子」と呼ばれる特別な構造を持っており、トポロジーの異常に起因して様々な特異な物性をもたらす。また近年ではグラフェン同士を回転させて重ねた「ツイスト2層グラフェン」ではモアレパターンに起因すると思われる超伝導が観測されており、新たな展開を迎えている。この講義ノートでは、グラフェンの電子的性質を記述するDirac方程式を基本として、グラフェン及び関連物質(ツイスト2層グラフェンほか)の基本的な性質とトポロジカル物性を紹介する。 |
DOI: | 10.14989/269379 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/269379 |
関連リンク: | http://mercury.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~bussei.kenkyu/wp/wp-content/uploads/2022-101209.pdf |
出現コレクション: | 10巻1号 |

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