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nobunken_30_113.pdf | 4.71 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | <論文>タンザニアの狩猟採集民ハッザによる食料獲得戦略の多様化 --民族観光と他民族の影響に着目して-- (II アフリカ食文化の現代的展開と課題) |
その他のタイトル: | Diversification of Food Acquisition Strategies among the Hadza Hunter-Gatherers in Tanzania: Focusing on the Influence of Ethnic Tourism and Interaction with Other Ethnic Groups |
著者: | 八塚, 春名 |
著者名の別形: | YATSUKA, Haruna |
キーワード: | 現金収入 雑草性植物 個人の移動 狩猟採集社会の可塑性 |
発行日: | 25-Jan-2022 |
出版者: | 農耕文化研究振興会 |
誌名: | 農耕の技術と文化 |
巻: | 30 |
開始ページ: | 113 |
終了ページ: | 132 |
抄録: | 本稿は、タンザニアに暮らす狩猟採集民ハッザの食料獲得に、観光を含む多面的な生計戦略と他民族の存在が与える影響を分析することによって、変化し続ける環境下でハッザがいかに食料のアベイラビリティを維持/拡大しているかを解明することが目的である。結果として、ハッザは観光収入を利用して購入できる食料と、狩猟採集により獲得できる食料を、世帯/個人の状況や嗜好に応じて組み合わせて食事を構成していた。また、他民族とその家畜によって撹乱された環境下に生育する雑草性植物を採集・利用する事例から、他民族の存在は食料資源のアベイラビリティを高める可能性もあることが示唆された。従来、アフリカ狩猟採集社会の特徴として社会編成や生計戦略にみられる可塑性が指摘されてきたが、本研究から、ハッザは現代的な変容のなかでも個人の移動を繰り返しながら可塑性を発揮し、生計の基盤を柔軟に変化させて食料を獲得していることが明らかになった。 |
記述: | 〈特集〉アフリカ食文化研究の新展開 |
著作権等: | 許諾条件により本文は2023-01-25に公開 |
DOI: | 10.14989/nobunken_30_113 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/278679 |
関連リンク: | https://www.nobunken.org/30-2021-1 |
出現コレクション: | 第30号 |
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