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KUASSDR_02_017.pdf | 372.83 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | <論文>心理支援をめぐる経済,科学,倫理 --経済的合理性の問い・効果のエビデンスの問い・倫理的要請の問い-- |
著者: | 杉原, 保史 |
キーワード: | 心理支援 経済的合理性 心理学におけるエビデンスに基づく実践 社会正義 |
発行日: | 15-Nov-2023 |
出版者: | 京都大学学生総合支援機構 |
誌名: | 京都大学学生総合支援機構紀要 |
巻: | 2 |
開始ページ: | 17 |
終了ページ: | 25 |
抄録: | 心理支援の必要性を訴えるとき,その経費を負担する主体からその「経済的な合理性」についての問いが問われることが多い。この問いは,費用に見合う効果を問うものであり,「効果の科学的エビデンス」についての問いと直結したものである。20世紀末から現在に至る数十年の間,世界経済が停滞する中で,この2つの問いがますます心理支援を支配するようになった。この間,「社会は苦悩する人に対してどう関わるべきか」という倫理的要請の問いは,これら2つの問いの背後に後退してきた。本小論では,倫理的要請の問いを重視する立場から,心理支援をめぐるこれら3つの問いと,それらが心理支援に及ぼしてきた影響について考察する。その上で,社会正義の観点から,心理支援に関して,今後われわれが取り組んでいくべき課題について考察する。 |
DOI: | 10.14989/286325 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/286325 |
出現コレクション: | 第2号 |
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