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タイトル: 中国の二重価格制
その他のタイトル: Double price system in China
著者: 成生, 達彦  KAKEN_id
張, 洛霞  KAKEN_name
著者名の別形: Nariu, Tatsuhiko
[checking]
発行日: Aug-2001
出版者: 京都大学大学院経済学研究科
引用: 成生達彦, 張洛霞. "中国の二重価格制". [京都大学大学院経済学研究科] Working Paper. 京都大学大学院経済学研究科, 2001, J-16, 25p.
誌名: 京都大学大学院経済学研究科Working Paper
号: J-16
抄録: 1978年から始まった中国の経済改革は、旧来の集権的計画経済体制を一挙に変えようとするものではなく、市場の部分的な導入によって計画にもとつく調節の範囲を徐々に縮小しようとするものであった。したがって、少なくとも1980年代においては、中国の経済は市場による調節と計画にもとづく指令的調節が併存する「双軌制」のもとで運営されていた。実際、食糧の安定的な供給や工業基盤の整備は改革以降も(中央または地方)政府の役 割であり、そのための重要プロジェクトは計画にもとづいて行われ、そこで用いられる生産財(生産要素および中間生産物)も計画にもとづいて調達された。このような経済計画を円滑に遂行するために、政府は重要な財の生産を二部の国営企業にノルマとして課し、それに相当する部分を計画価格(指令価格または指導価格)で買い付けた。と同時に、企業の生産意欲を向上させるために、ノルマを超える部分については計画価格よりも高い市場 調節価格での取引が認められた。このように、双軌制のもとでは同種の財が2つの異なる価格で取引されていた。 本稿では、このような二重価格制がいかなる理由で導入され、それがいかなる機能を果たしていたかをミクロ経済理論にもとづいて検討する。
URI: http://hdl.handle.net/2433/37880
出現コレクション:Working Paper (日本語論文)

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