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タイトル: ネットワーク産業の生態学
著者: 依田, 高典  kyouindb  KAKEN_id  orcid https://orcid.org/0000-0002-9229-9243 (unconfirmed)
著者名の別形: Ida, Takanori
発行日: Feb-2003
出版者: 京都大学大学院経済学研究科
引用: 依田高典. "ネットワーク産業の生態学". [京都大学大学院経済学研究科] Working Paper. 京都大学大学院経済学研究科, 2003, J-31, 40p.
誌名: 京都大学大学院経済学研究科Working Paper
号: J-31
抄録: ネットワーク産業の生態学的分析を本論ではただネットワーク経済学と呼び、ネットワーク産業に共通する特質を明らかにしたい。本論が明らかにするところでは、ネットワーク産業には二つの柱がある。第一の柱は、ボトルネック独占と呼ばれるものである。第二の柱は、ネットワーク外部性と呼ばれるものである。ここでいうボトルネック独占は供給側の規模の経済性であり、ネットワーク外部性は需要側の規模の経済性である。規模の経済性が存在するシステムではいわゆるポジティブ・フィードバックが働き、初期値に応じて異なった振る舞いを示す。その場合、必ずしも効率的でない技術が普及したり、非効率的な技術がいつまでも居座り続け、社会的効率性を妨げることが起こる。また、システムが非線形なので、パラメータを変化させたときの影響が極めて不確定になり、産業政策の効果が予測不可能になるという問題も起きる。つまり、ネットワーク産業は複雑系なのである。本論文では、こうしたネットワーク産業の特質を順を追つて解説していこう。
URI: http://hdl.handle.net/2433/37890
出現コレクション:Working Paper (日本語論文)

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