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タイトル: "Artificial Idiomaticity" : in Neologistic Terms of Republican Turkish
その他のタイトル: 共和国トルコ語の造語法における「人工的慣用」
著者: Röhrborn, Klaus
著者名の別形: レールボルン, クラウス
発行日: 24-Dec-2001
出版者: 京都大学大学院文学研究科言語学研究室
誌名: 京都大学言語学研究
巻: 20
開始ページ: 1
終了ページ: 10
抄録: 本論文は共和国トルコ語の造語法において、人工的に作られた慣用について述べている。本論文は5つの節から成り立っている。まず、Iではトルコ語の言語政策上の略史を述べる。1934年以前のトルコ語の言語政策では、新しく作られた語にかんして本来のトルコ語に訳し換える方針であつた。1935年に西欧語を基礎にした科学用語を創り出す新政策に転換されたが、改革者にとつては新しい意味を連想しないという点で疎まれていたことを解説している。IIでは、トルコ語における造語法は動詞から派生された接尾辞を用いるため、接尾辞自体が動詞本来の意味を失い、新しく作られた語は慣用的になることを述べている。IIIでは、言語改革者がトルコ語固有語から新語を造り出す際、単独では使用されることのない動詞語基を名詞などをもとに改めて設定している例について、態や使役などの観点から考察している。IVでは、トルコ語固有語の名詞に接辞をつけることで抽象的な意味を持つ動詞を形成したり、動詞語根を隠喩的に解釈しなおして意味を拡張したり、一方で意味を限定することで、新しい語を造る方法について述べている。最後にVでは、新語に含まれた新しい意味が動詞語基自体の意味に影響を与える例を考察している。造語における最終的な目的は、新語とこれまでにあった語との問の意味的な衝突を避けることであったと述べている。
DOI: 10.14989/87810
URI: http://hdl.handle.net/2433/87810
出現コレクション:第20号

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