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KJ00004705393.pdf | 304.51 kB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | 量子ドットにおけるフラクタル的量子伝導現象((2)メゾスコピック系における量子カオスと量子輸送,京大基研短期研究会「量子カオス : 理論と実験の現状」,研究会報告) |
著者: | 落合, 勇一 |
著者名の別形: | Ochiai, Yuichi |
発行日: | 20-Apr-2003 |
出版者: | 物性研究刊行会 |
誌名: | 物性研究 |
巻: | 80 |
号: | 1 |
開始ページ: | 69 |
終了ページ: | 72 |
抄録: | 半導体微細加工技術を利用して作られた、カオティックキャビティー中での低温磁気伝導度を詳細に解析することで、カオスやフラクタル挙動に関する実験がこの十数年来行われてきている。ちょうど十年前、スタンフォード大学のマーカスらによる量子ドット内でのカオス挙動の実験が有名であり、スタジアム型キャビティー内での電子の運動軌道面積分布から決定される、零磁場近傍での負の磁気抵抗ピーク形伏により、カオス挙動を議論している。また、バリスティック伝導を示す量子ドットや量子ドット列における、磁気伝導度ゆらぎのフラクタル挙動が最近報告され、その統計的あるいは階層構造的自己相似な振る舞いが注目されている。本報告においても、このようなフラクタル的な量子伝導の実験例についていくつか紹介するとともにその問題点について考察した。 |
記述: | この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/97531 |
出現コレクション: | Vol.80 No.1 |
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