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himaraya_07_79.pdf | 1.4 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | カルチュラル・ティベタンの言語文化と教育 : ブータンの個性にもふれて |
その他のタイトル: | Linguistic Culture and Education of the Cultural Tibetans : with Some Reference to Uniqueness of Bhutanese Culture |
著者: | 月原, 敏博 |
著者名の別形: | Tsukihara, Toshohiro |
発行日: | 30-Jun-2000 |
出版者: | 京都大学ヒマラヤ研究会 |
誌名: | ヒマラヤ学誌 |
巻: | 7 |
開始ページ: | 79 |
終了ページ: | 91 |
抄録: | ヒマラヤ沿いの地域には, チベット語方言を母語とし, チベット仏教を信仰するカルチュラル・ティベタンが多い. その母語は, 方言の著しい発達により地域ごとの差が大きかったが, 文語として古典チベット語があり, それが地域を越えた一種の共通語として機能していた. ところが, この言語状況は20世紀後半の半世紀の聞に大きく変化した. 教育や日常生活の場において, 母語や文語(古典チベット語)という伝統的な言語使用が後退し, 逆に様々な外国語が受容されてきたのである. しかも, その受容状況には大きな地域差が生じた. 近年になって伝統的な言語の新たな高揚も生じてはいるものの, その勢いは外国語の学習・使用を低減するほどではない. 本稿ではこうした一連の言語変化の動向を整理し, 変化を促した要因について考察する. そして, 政治的な要因のほかに, カルチュラル・テイベタンの伝統的文化に内在した性格のなかに, より究極的な要因があったのではないかと指摘する. |
DOI: | 10.14989/HSM.7.79 |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/185949 |
出現コレクション: | 第7号 |
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