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dc.contributor.authorAMANO, Kyokoen
dc.contributor.alternative天野, 恭子ja
dc.date.accessioned2019-06-27T04:15:41Z-
dc.date.available2019-06-27T04:15:41Z-
dc.date.issued2016-03-25-
dc.identifier.issn0019-4344-
dc.identifier.issn1884-0051-
dc.identifier.urihttp://hdl.handle.net/2433/242247-
dc.description.abstract本稿では, ヤジュルヴェーダマントラに現れるvidhenamanとvrdhatuという未解決語を考察する.vidhenamanはMaitrayani Samhita I 9, 1(マントラ)及びI 9, 4-5(祭式解釈)に現れるが, 語形についても語義についても決定的な解決がなされていない.本研究においては, 問題を明確にした上で, この語を, これに続くvidhes tvam asmakam namaというマントラと関連付けることを試み, ^+vidher-naman- 「vidhes...nama[というフレーズ]によって呼びかけられる者」との解釈を提示した.同マントラは, 動詞vidh「取り計らう」の通例から逸脱した用法を示すが, その背景は19という章の成立の特殊性や, 音韻的に似た語を含む他の表現からの影響によって説明され得る.ここに現れたvidhesという語は, ヤジュルヴェーダ・サンヒターにおいて他に一度だけ現れる.Taittiriya-Samhita VI 1, 2, 5の, brhaspatir no havisa vrdhatu(マントラTS I 2, 2, 1)についての説明において, vidhesと言わずvrdhatuと言うべしと述べられるのである.しかしこのvrdhatuという語も, 語形や文における用法に問題がある.それらの問題が, 元にvidhesがありそれがvrdhatuに変えられたことに起因することを指摘し, 変化の過程を考察する.すなわち, vrdhatuが主語Brhaspatiと共にactive語形で現れる(普通はmiddle)ことはおそらくvidhesからの影響であること, -atuという語幹及び語尾のイレギュラーは*vi-dhatu(動詞vi-dhaのaor. imperative)からの影響が考えられ, そこに動詞vidhの介在が想定されることを示した.イレギュラーな語幹及び語尾-atuの形成については他に, imperativeをsunjunctive語幹から形成する例への類推や, 韻律上の必要性などの想定される要素を指摘した.扱った二つのマントラにおいて, vidhesという語を巡ってイレギュラーな語形や用法が起こっていたことがわかった.その原因として, vidhesを祭式の場で用いることに問題があった, つまりvidhesが日常語であった可能性が考えられる.MSの写本において, vidhes tvamの代わりにvidhe tvamやvidheh tvamという形が伝承されており, vidhe(h)がこの形で頻繁に用いられていた可能性を指摘した.ja
dc.format.mimetypeapplication/pdf-
dc.language.isoeng-
dc.publisherJapanese Association of Indian and Buddhist Studiesen
dc.publisher.alternative日本印度学仏教学会ja
dc.rights© 2016 Japanese Association of Indian and Buddhist Studiesen
dc.subjectYajurvedaen
dc.subjectMaitrayani Samhitaen
dc.subjectmantraen
dc.subjectvidhen
dc.subjectvrdhen
dc.titlevidhenaman and vrdhatu in Yajurvedic Mantrasen
dc.title.alternativeヤジュルヴェーダマントラに現れるvidhenamanとvrdhatuの語を巡ってja
dc.typejournal article-
dc.type.niitypeJournal Article-
dc.identifier.ncidAN00018579-
dc.identifier.jtitle印度學佛教學研究ja
dc.identifier.volume64-
dc.identifier.issue3-
dc.identifier.spage1053-
dc.identifier.epage1060-
dc.relation.doi10.4259/ibk.64.3_1053-
dc.textversionpublisher-
dc.relation.NAID110010051234-
dcterms.accessRightsopen access-
datacite.awardNumber25.40173-
dc.identifier.pissn0019-4344-
dc.identifier.eissn1884-0051-
dc.identifier.jtitle-alternativeJournal of Indian and Buddhist Studies (Indogaku Bukkyogaku Kenkyu)en
jpcoar.funderName日本学術振興会ja
jpcoar.funderName.alternativeJapan Society for the Promotion of Science (JSPS)en
出現コレクション:学術雑誌掲載論文等

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