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ファイル | 記述 | サイズ | フォーマット | |
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2287-05.pdf | 2.87 MB | Adobe PDF | 見る/開く |
タイトル: | A₁型格子頂点代数の主部分空間の中心化代数について (有限群論,代数的組合せ論,頂点代数の研究) |
著者: | 川節, 和哉 ![]() |
著者名の別形: | Kawasetsu, Kazuya |
発行日: | Jun-2024 |
出版者: | 京都大学数理解析研究所 |
誌名: | 数理解析研究所講究録 |
巻: | 2287 |
開始ページ: | 37 |
終了ページ: | 43 |
抄録: | 頂点代数は,整数でパラメトライズされた無限個の積を持つ代数系である.頂点代数Vが共形元(Virasoro代数の交換関係を満たす元)を含むとき,共形元を1つ固定したものは頂点作用素代数(VOA)という.頂点代数Vとその部分代数Uに対して,VにおけるUの中心化代数が定義されるが,これまで考えられてきた具体例はU, VにVOA構造が入っている場合のみであった(Goddard-Kent-Olive構成法など).本稿は論文[K23]の概説である.次の中心化代数Cを考察する.すなわち,VがA₁型格子VOAであって,UがFeigin-Stoyanovsky主部分空間の場合である.Uはこの場合,共形元を全く持たない(従ってVOAになり得ない).しかし,モジュラー形式の理論と関係するなど,良い性質を持つ代数である.主結果として,Cの極小生成系を与え,ZhuのPoisson代数Rcを決定,Cの中心化代数がUと一致することなどを示した.証明等の詳細については[K23]を参照されたい. |
URI: | http://hdl.handle.net/2433/294757 |
関連リンク: | https://sites.google.com/view/rims-fgacva2023 |
出現コレクション: | 2287 有限群論,代数的組合せ論,頂点代数の研究 |

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